リーマン・ショックに翻弄され記:2008年10月2日 プロの投資家と個人投資家

今回の金融危機は、アメリカだけでなくグローバル経済全体がバブルであったのが弾けたという事だろう。また、資本主義に金融が欠かせない限り今後もさまざまに形を変えてバブルが発生するのは避けられないと思う。

 

新聞やネットのセンセーショナルな記事を隅々まで読んでも意気阻喪するだけだ。投信や株価は大きく下落しても実際に売らなければ損失は発生しない。但し余裕資金で投資していればの事だが。

 

あの、「オマハの賢人」ウオーレン・バフェット氏が動き出したのは今が底値と言う事か。大金持はこういう時にぱっとお金を投入して、活況を取り戻したときにパッと売却して大儲けを手中にする。

 

しかし、余裕資金の無い私達は今が底値と思っても売るに売れないので、塩漬資産を抱えて、せめて買値に戻るまでは身動きが取れないわけだが。

 

とは言え、決算毎に損益を確定しなくてはならないプロの投資家に較べて、その必要のない個人投資家は自分の判断で長期保有が可能だから焦って売る必要がないのは救いだ。