リーマン・ショックに翻弄され記:2008年9月16日リーマン・ブラザーズ経営破綻

サブプライムローン破綻で遂にアメリカ第4位の証券会社リーマン・ブラザーズの経営破綻が確実になり、ニューヨークダウ平均株価は$500超下げ、日経平均株価も500円超下げ、そして世界の株価は大混乱。

 

リーマン・ブラザーズは東京株式市場でも積極的に買いに走っていたようなので当分東京市場は厳しいとの噂もあるが、こういう時に浮き足立って狼狽売りをしても始まらない。

 

今回のアメリカの低所得者対象の住宅市場を襲ったサブプライムローンの破綻については、住宅を買えば必ず価格が上がるという前提で、その上昇分を見越して消費に走るという、メカニズム自体がおかしかったのだ。

 

1990年代の土地・不動産バブル崩壊で、長い間深い傷から回復できなかった日本人はとっくにそこに目が醒めていたはずだがが、このところの新興不動産業界の破綻を見ると、バブル崩壊を経験していない若い層が、世界の金余りにJAPAN-REIT等という危ういビジネスモデルに飛びついて大火傷をしているから、アメリカを笑えない。

 

しかし、かく言う私もサブプライムローンに踊ったアメリカの人たちを笑えない。何故なら、先日、サブリースの投資用ワンルーム・マンションをかなりの損失額で売却して、苦い総決算をしたところだがから。